"グリーンブック"を見ました 2019年映画3作品目

アカデミー賞作品賞受賞で話題のグリーンブックを見ました。公開から二週間、さらに平日でしたが、お客さんであふれていました。
上映中は笑いにあふれ、上映後は深く考えさせられるこの映画。人種差別を扱った映画だが大学生の僕でも見やすい映画。
笑いが多かったのだが差別される内容に対しては「えっ」などの声があがり、観客が一体となって反応できる映画。一体感としてはボヘミアンラプソディー以来でそれ以上の映画でした。(ボラプで泣いていたのは付近では僕ぐらいでしたからねぇ見てる年齢層がバラバラだったのもありますが)
でも、泣かなかったんですよねグリーンブックは。最後にピークをもっていくのではなく、いい意味で平坦なんですよ。別に最後黒人が白人を圧倒的に負かせるわけでもありませんし黒人差別がなくなりましたと描いているわけでもないのですから。
人種差別で始まってそれが最後までずっと続くのですが、いつの間にか2人の友人関係の方に重きを置くようになる。そう見てる人の心の中でも人種差別を乗り越えたのかもしれない。
このまま二人の関係をずーっと見ていたいそんな映画でした。

白人で無知識、黒人で知識人。このデコボコ関係、普通逆だろっていう関係ですよ。トニーは白人らしいというか(イタリア系ですが)アメリカンな感じというか。シャーリーは黒人なのに(なのにって言ったらあれですが)知識人、高貴。車の中でフライドチキン食べるシーンなんて特に面白かった。とどめはポイ捨てでしょww会場みんな爆笑。

トニー役のモーテンセンはハマってたなあ。白人らしさ。言動もピッタシ。人種差別とかって美しく表そうとすると弱者に無理矢理心を寄せがちでしょうけど、トニーはいい意味で違ったなあ。当日の差別者をリアルに表れている。演じている。(でもなぜか作品賞がグリーンブックでアカデミー賞主演男優賞がレミマレックだったのは少し納得しました。映画のスター性としてね)

人を見かけで判断する、先入観で見てしまうことはよくあることで、そういうのって気づかずに相手を傷つけてしまう。人種差別をしているってそういうことなのかな。(最初のグラスのシーンとかね…)

(どの映画にもありますが)白人優位だとか、美談化だとか批判もあるようですが。すべてを取り込むことはできません。今も残る複雑な問題。リアルの世界で解決できないのだから、映画は多少要素を捨ててあったっていい。(映画って3次元(リアル)を2次元で表すようなものだと思う。3次元でつかめる全ての情報を二次元に置いたらわけわからなくなるでしょ。何かを捨てないと)それでも見る人を選ばない当時を伝える入門的な映画として、人種差別を差し置いても友情・人間の感情を得られる映画として機能しています。時代も場所も遠いこの僕には本当は共感なんて無いはずだし、本当の理解なんて出来ないはずです。でも響きましたし少し理解できましたから。そんなもんです。50年以上も前のことですよ。僕のような人でも一歩だけでも歩みを進めることが重要であり、それって奇跡なんですわ。
・今の差別の状況は…
・人種差別に疎い僕らの世代って…
・白人でも黒人でもない僕はなんなのでしょう…
・人間的なのか動物的なのか見えない力って一体?(既知、暗黙の了解、同調、風習など)

最後の終わり方もよかったなあ。(シェイクスピアが帰ってきたぞ~~「お手紙ありがとう」やっぱりねww)
素晴らしい映画でした。100点満点お手本のような映画でした。

映画の感想を初めてたらたらと書いてみました。難しいですね。全ての感想を書ききれないし。そもそも言葉にできませんね。
次回は同日の午後に見たキャプテンマーベルを書きます。

P.S.
僕はしゃべるのは得意ですが文章を書くのは少しにがて…
あれっ、どっかで見たような人だw
ドクに直してもらいたいところだ

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